誰も居ない森の奥では、人目がつく所では出来ない「何か」が行われている。
今回はそんな人目につかない森の奥で行われていた「何か」をテーマとしたフリーホラーゲーム「The Whitetail Incident」。このダウンロード方法からあらすじをザクっと解説。
ダウンロード方法
ゲームクリエイター「Mr.Kravin」が無料公開している短編ホラーゲーム。原則無料で、善意の寄付が可能な仕様。寄付しない場合でもダウンロードし遊ぶ事はできるので、ゲーム内容が気に入り応援したい人は寄付してもいいかもしれない。
※Windows専用のホラーゲームとなるため、macの方は注意。
ゲームの特徴
ガンシューティングホラーゲーム
森の奥では何かの儀式を行っている集団と邂逅する事になる。その集団は主人公に対して襲いかかって来るのだが、主人公であるプレイヤーはそれらに対して所持品のショットガンで対抗しなくてはならない。主観視点のゾンビと戦うホラーゲームと同じ形で物語を進めて行くガンシューティング要素が特徴的。
物語のあらすじ
奇妙な電話
あるパークレンジャー「ジョナサン」のもとに奇妙な電話があった。彼はその調査をしに森の奥へと入って行ったが、何時間たっても主人公への連絡が来る事はなかった。
夜になり、主人公はジョナサンが向かった場所へと調べにいく事にした。
無人のキャンプ場
ジョナサンが向かった場所へと到着した主人公は、そこでジョナサンが乗っていた車と、無人となったテントを目撃する。その周辺には誰かに連れて行かれた様な血の跡が森の中へと続いていた。その血を辿ると…ジョナサンに緊急の連絡したであろうキャンパーが横たわっていたのだった…。
儀式と襲撃
ジョナサンを捜し、さらに森の奥へと入って行く主人公。森の中の開けた場所で木に括り付けられた人と、それを囲んで「何かの儀式」をしている怪しい人達を発見する。彼らは、主人公が目に入ると襲いかかってくる。
そして…。
ここから、手持ちのショットガンで敵を排除するガンシューティングの要素が始まる。無料ゲームでありがちな弾数無限という事はなく有限。フィールド上に落ちている弾薬を回収しながら敵を排除する弾薬管理も重要になってくる。
何かの儀式の末…
襲撃してきた怪しげな人達を撃退した主人公は、木に括り付けられたジョナサンを救出しようとする。しかし、ジョナサンの様子は何処かおかしく、何かに憑依されているようだった。そして、頭に角を生やしたジョナサンは、一目散に森の奥へと逃げて行ってしまった。
逃げたジョナサンを追う主人公は、異形の姿に変貌した彼と対峙し、自身へ迫る脅威を排除しなくてはならなくなってしまい…。
終わりに
グラフィック自体はプレイステーション時代の粗いポリゴンが特徴的であった。ショットガンの音も重厚感があり、敵と戦っているという手応えを感じさせてくれた。
難点としては、ラストボスである変異したジョナサンだが、その見た目がなんとも言えず、日本人が見れば奈良県のご当地キャラクター「せん◯くん」にしか見えず、恐怖というより可笑しさが先にきてしまうのが残念なポイントであった。