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転生しても厨二病は治らない 小説【陰の実力者になりたくて】第1巻のあらすじと感想

 

書籍版「陰の実力者になりたくて」第1巻【あらすじ・特徴・特典・感想】 

厨二病全開の主人公が異世界に転生する。

転生しても治らない厨二病は、世界を巻き込む形で発展していってしまう。

陰の実力者になりたくて! 01

題名:陰の実力者になりたくて

著者 : 逢沢大介  : 東西

あらすじ:日本で生きていた主人公は、物心ついた時から一つのヒーロー像である「陰の実力者」に憧れていた。厨二病全開で強さを求め、日々の日課である修行中に揺れる光を「魔力の光」と勘違い、そのまま追いかけて行ったら車のヘッドライトにダイブしてしまう。

次に目が覚めたら、魔法と剣のファンタジーの世界に転生していたのだった。生まれ変わった世界でも「陰の実力者」になるための修行の日々。そんな最中「ある人物」をたまたま救う事になる。

その出会いがをキッカケに、世界は知る事になる。陰の実力者の存在に…

 

本作の魅力とは?

厨二病全開の主人公がおりなす勘違い系コメディ 

主人公は厨二病全開で「陰の実力者」に本気で憧れてはいるが、どこかで達観した感覚も持っている。

主人公の脳内設定である「世界の悪の組織ディアボロス教団」。適当に作った設定なのだが、この組織は実在しており、その行動目的も主人公の脳内設定そのままだったりする。

主人公が助けた「ある人物」は、主人公の脳内設定である事を知らずにその話を聞く。彼女は主人公を信じて、悪の組織に対抗するため「陰の組織」を作り上げる。

一方で主人公は、そんな事になっているとは露知らず。ある意味で達観した性格から、この仲間達は自分が作った設定に合わせ、付き合って演技してくれている、と思って「陰の実力者」というロールプレイを楽しんで行く。

物語は、超ご都合主義でできている

主人公が脳内設定に合わせ適当に嘆いた言葉や行動、その全てが実在する「悪の組織」を追いつめる一手となっていく。主人公がいい加減に指し示した場所が、敵の隠れたアジトの場所だったなど、物語の進行は勘違いを中心とした超ご都合主義で展開していく。

収録エピソード

嘘から出た真

異世界に転生した主人公が助けたある人物についた嘘、実はその嘘こそが世界に隠された真実だった!?しかし主人公はそんな事に気づく事のないまま、その設定に添いながら「陰の実力者」のロールプレイを楽しんで行く。

王女誘拐事件編

王都の学園に通う事になった主人公は、仲間内の罰ゲームで王女に告白をする事になった。一般モブポジションのロールプレイをしている主人公にとって、かつてない機会に浮かれながらも告白を行う。当然断られる事を想定していたのだが、なぜかOKを貰い付き合う事になってしまう。

そんな中で起こった王女誘拐事件、犯人と疑われた主人公だが「陰の実力者」のロールプレイの一環でこの状況を楽しんでいく。

武装集団学園占拠編

誘拐事件も解決し、日常に戻った主人公や周囲の学生達。2年に1度の武術大会「ブシン祭」、その学園枠を掛けた大会が行われた。主人公は友人の策略で参加する事になってしまうも、これもいい機会だと壮絶なやられ役としてのロールプレイを楽しむ。

そんなある日の授業中、平和な学園は武装集団に占拠されてしまうのだった…

書籍特典

補遺

劇中の登場人物達、主人公シド、アルファ、アレクシア・ミドガル、シェリー・バーネットの補足。キャラクターのイラストと紹介文を記載した物が収録。

シャドウ様戦記完全版一巻

シャドウガーデンメンバーの1人「ベータ」による王女誘拐事件と武装集団学園占拠事件での主人公シャドウ(シド)の観察日記。ベータ視点で描かれる誇張されたシャドウの物語が特徴の書き下ろしが収録。

 

終わりに

陰の実力者になりたくて! 01

陰の実力者になりたくて! 01

  • 作者:逢沢 大介
  • 発売日: 2018/11/05
  • メディア: Kindle版
 

ある意味で主人公のロールプレイに対して、ストーリーが都合よく動いて展開していくライトノベルだった。物語の内容自体は、よくよく考えると背景が重い話もあるが、主人公のサバサバした性格がストーリーブレイカーの役割を果たし、軽く読める作風になっている。

個人的には、娯楽に「シリアス」は求めていなかったため、本作の内容は頭を空っぽにして楽しめる。

書籍版「陰の実力者になりたくて」2巻の紹介記事

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