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ローグライクホラーゲーム【Monstrum(モンストルム)】の紹介や感想

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2020年9月北米版PS4・Switchで移植版発売予定。2015年スチームサイトで発売中のローグライクホラーゲーム「Monstrum(モンストルム)」。その噛めば噛むほど深みに嵌まるスルメ要素満載のホラーゲームを紹介。

モンスターが徘徊する無人の貨物船から、果たしてあなたは脱出できるのか…

 

概要

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スコットランドのインディーズ作品のローグライクホラーゲーム。

プレイヤーは無人となった貨物船から脱出する事を目的としてプレイする。無人ではあるが、モンスターは存在しており、ステージに用意されたアイテムを集め特定の脱出手段を用いてクリアを目指す。

※PCゲーム購入サイト「スチーム」にて販売中だが、2020年9月にPS4版・Switch版で発売予定。日本版の発売がないため、日本でプレイする場合は北米版を購入する必要がでてくる。一部の海外ゲームは日本のプラットフォームで動作しない場合があるため購入には注意が必要。

ゲーム「Monstrum(モンストラム)」の特徴

ランダムマップ

ステージの構成は完全なランダムマップになる。貨物船という内部構成は変わらないが、部屋の配置、通路ともにゲームのスタート時にランダムで配置される。同じマップにならないため、リプレイ性に優れた仕様。

ランダムアイテム

ステージ構成とともに、アイテムもランダムに配置される。そのため、アイテム配置により比較的簡単な難易度にもなれば、難しい難易度にも変化する。何回もゲームオーバーになりながら、自身のプレイヤースキルを高める必要が出て来るトライ&エラー要素が強い。

ランダムモンスター

ステージを動き回るモンスターも3種類の内1種類がランダムで出現する。このモンスターも各々特殊能力が違うため、プレイする毎にランダムマップのゲーム特性と合わさり、違った恐怖でプレイヤーを楽しませてくれる。

ノーセーブクリア

本作はセーブ機能が搭載されていないため、一度ゲームオーバーになれば次回は最初からやり直す事になる。ランダムマップ、ランダムアイテム配置が加わる事で、ゲームオーバーになりながらも少しづつ進めて行くという選択肢は取れない。

何回もゲームオーバーになりながら、プレイヤー自身の戦略スキルを高めて行く事でゲームクリアに近づくゲーム性が特徴的。

 

3種類の脱出手段と戦略性

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脱出手段は毎回決まった場所に配置される。それぞれでの脱出に必要なアイテムが異なる事、アイテムの所持数に制限がある事から、ランダムアイテム配置によるアイテムの取得順によって、都度脱出手段を絞って行く戦略性が求められる。

脱出経路に必要なアイテム

・ヘリコプター

ワイヤーカッター、ガソリン管×2個、ヘリコプターの鍵が必要

・潜水艦

溶接機、バッテリー、ヘッドライト、ヒューズが必要

・救命ボート

ダクトテープ、エアポンプ、チェーンリールが必要

ランダムモンスターの特徴

下記の3種類の内1体が、ゲームスタートしてしばらくすると出現し、プレイヤーを探し襲いかかって来る。

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Brute(ブルート)

巨大な体躯と赤い溶岩を思わせる風貌が特徴のモンスター。

足が3種類のモンスターの中で一番速く、かつ部屋のドアを突き破って追いかけて来るため、入り組んだ通路を次々曲がりながら逃げる必要が出て来る。目から赤い光を発しているため、3種類の中で一番見つけやすいのも特徴。

Hunter(ハンター)

薄い緑の半透明の風貌が特徴のモンスター。

足が遅く、ドアを突き破るのに時間が掛かるため、ドアを絞めながら逃げれば安易に撒ける。

しかし、特殊能力として船内のダクトを通り縦横無尽に出現してくる事、音に敏感のため物音を立てると補足されやすい。そこそこ知能もあり、ロッカーに隠れても中を確認してくる特徴がある。

Fiend(フィーンド)

紫色の蒸気を纏う骸骨の風貌が特徴のモンスター。

3種類のモンスターの中で一番知能が高く、プレイヤーが隠れた部屋の中に異常がないか細かく確認してくる。念力を使い、逃げるプレイヤーの進路上のドアを閉めたり、またフェイントを掛けて来るのが特徴。

 

終わりに

別ゲームである「風来のシレン」などの不思議なダンジョンシリーズで、手持ちの武器やアイテムを持ち込めないやり込む要素の強いダンジョンを攻略するゲーム性に近い。

そのゲームの特性上、何度もゲームオーバーになりながらプレイするスタイルが合わない人にはとことん合わないゲームになっている。

でも、嵌まる人にはとことん嵌まるゲームでもある。残念な事に日本版の発売は未定だが、物語性があるわけではないので英語が苦手な人でも特に問題なく遊べる点が唯一の救いになる。