【あらすじ解説(ネタバレあり)】
丘の上に佇む館に隠された謎を解き明かし、無事に館を脱出せよ!作り込まれたマップと、こちらに迫り来る亡霊がプレイヤーの焦燥感と恐怖心が天井を突き抜け、暗雲を吹き飛ばす!!
こちらのゲームは「Steam」で1,000円の価格で販売中。
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ホラーゲーム「丘の上の館」の特徴
高いクオリティのグラフィック
館のマップのクオリティがかなり高い。何処かのゲームで見た事のある様なデザインをしているため馴染み深く、マップを覚える事も比較的簡単。1,000円の価格にしてはハイレベルなクオリティを誇っている。
迫り来る亡霊とテキストが豊富な日誌の存在
住人の日誌やメモのテキストが豊富。館の歴史背景もしっかり考えられており、日誌を見つけて読む楽しさも味わえる。
館に訪れた人間を襲う「呪い」の原因やその背景、主人公はなぜこの館を訪れる事にしたのか、その物語はすべて館に置かれた日誌から読み解く事が出来る様になっている。
物語のあらすじ(ネタバレあり)
1人の男性が丘の上の館を訪れる所から物語は始まる
物語:市の再開発のため、丘の上のに存在する無人の館を取り壊そうと複数の調査員が館の中に踏み入れた。しかし調査は難航、中に入った調査員達に奇妙な出来事が襲いかかり調査は進む事はなかった。この手に余る物件に、1人の男「ジョージ」の元に調査の依頼が入り込み、この館に足を踏み入れた。
館に散見される日誌を読み解きながら、この館に潜む謎を解決し依頼を達成しなくてはならない。
キャロラインの呪いと襲いかかる亡霊
日誌を読み解く事で、キャロラインという女性がガーゴイルの偶像に自身の血肉を分け与え強大な呪いを掛けた事。これを解く為には館にある偶像を探し出し、霊脈の集中する暖炉に焼べて燃やすしかない事が判明する。
館をくまなく探し、かつて館の呪いを研究していたアレックスの部屋で1つ目の偶像を発見するが、同時に「キャロラインの亡霊」が姿を現すのだった…
日誌を発見していく事で、次に何を行えばいいのかがわかるため、難しい謎解きはない。基本的にはキャロラインの襲撃から逃げ銅像を探し、暖炉に焼べる事を繰り返して行く。
残りの偶像
キャロラインの亡霊を振り切り、霊脈の集中する暖炉に偶像を焼べる。すると、自身を追って来ていた亡霊を一時的に退散させる事に成功する。
そして次なる偶像を求め館を彷徨う事になる。
館、裏庭、地下室と日誌を辿りつつ偶像を発見し、キャロラインの亡霊から逃げながら暖炉に焼べて行く。
その中で、なぜキャロラインが館に呪いを掛けたのかが判明する。
館で起こった過去の出来事とキャロラインの憎悪
かつてこの館に住むウェスト家と川向こうの隣人ボートマン家の利権の抗争があった。ウェスト家の当主が「アーサー」に代替わりした瞬間に、ボートマン家当主「ジェイコブ」が亡くなる。
その後アーサーはジェイコブの次女アイラと結婚、長女のキャロラインはジェイコブを呪ったとして◯◯されてしまう事がわかる。
クリックで表示:【ネタバレあり】呪いの動機
ある部屋で当主アーサーのメモを入手する。これによると、ジェイコブが亡くなった事、次女アイラとの結婚、長女キャロラインに罪を被せた事、その全てがボートマン家の資産の独り占めを計画したアーサーと次女アイラの策だった事が判明する。
キャロラインはアーサーが自分を愛していたと疑わなかったが、実際は自分の妹とアーサーは共謀しており自分を貶めた事に気がついてしまう。キャロラインはアーサーとアイラへの憎悪により、ウェスト家を呪う儀式を行ったのだった
最後の偶像とキャロラインの封印そして脱出
全ての偶像を燃やす事で館の地下へ進める様になる。館の地下で佇むガーゴイルの偶像に、同じく地下で見つけた「魂の棺」をガーゴイルの元に納める事でキャロラインを館に封じ込める事に成功する。
そしてジョージは追われる事なく館の外に脱出する事ができた。
そして依頼人にことの顛末を報告しようとするが、館で体験した出来事を信じてもらえるか一抹の不安を覚えるのだった…
終わりに
亡霊から逃げるゲームの仕様上クリアするには館のマップを理解していないと難しい。狭い廊下を進んだりするため、一つ間違うと亡霊の回避の難易度が上昇してしまうからだ。
難点としては、館の外は雨が降っているのだが、その音がかなりうるさいため、気になり出すとストレスが溜まってしまう。
それ以外は特に不満点もなく、館の作り込みや亡霊のデザイン、難しく無い謎解きとが相まって非常に気持ちがよくプレイできた。