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短編ホラーゲーム【事故物件】のあらすじ紹介と感想

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【2種類のエンディングの結末の行方は?】 

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呪われたアパートの一室、それをテーマにした短編ホラーゲーム「事故物件」。

このゲームは「Steam」で310円で販売中で、ゆっくりプレイしても1時間程度で遊べる内容になっている。暇つぶしがてら手頃に遊べるホラーゲームの一つ。

エンディングは2種類存在しており、ゲーム中の「ある行動」によって分岐する。

Steamの販売ページはコチラ

 

一人の女性が幼なじみを訪ねる事から物語は始まる

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物語:最近引っ越した幼なじみに呼ばれ、自宅を訪ねた主人公。しかしそこに幼なじみは存在せず、生活感溢れる住まいが残されていた。部屋のベットには「ページ」が破かれた日記が置いてあり、その失われたページを探しつつ、幼なじみの行方や呪いの謎を追って行く事になる。

主観視点の主人公を操作していく事になる。主観視点特有の限定された視界により、視点を移動させる事への「恐怖」がより感じやすくなっている。

幼なじみが残した日記には、破かれたページがあり…

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部屋の中やアパート周辺を調べていく事で、幼なじみが残した日記の破れたページが埋まって行く。日記のページを見つける毎に、友人に何が起こったのか?この建物の不気味な雰囲気の正体は何なのか?が次第に判明して行く事になるのだが…

謎解き要素もそこまで難しい物では無い。VHS風の荒れた画質によるホラーの演出や、作中で体験する不気味な現象・日記の内容を楽しむ事がメインとなっている。

幼なじみの日記を集めるにつれ増えて行く怪奇現象

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壁を見つめる老人や壁から流れる血など、日記を集める毎に遭遇する怪奇現象。幽霊からのダイレクトアタックの演出は無いが、その事が余計にプレイヤーの想像力を働かせる。ジャパニーズホラーの特色を良く捉えられており、主観視点の操作方法と上手くマッチしている。

 

果たして幼なじみの行方は?

そして「事故物件」に訪れた主人公はどうなってしまうのか?

 

⚠ここからネタバレを含んだ内容になっています。

 

 

果たして幼なじみの行方は?

物語を進めていくとアパートの管理人の手記を読む事ができる。このメモには、アパートで起こる出来事や他の住人の顛末が描かれている。この手記を読む限り、幼なじみは…

クリックで表示:以下ネタバレ【幼なじみの顛末】

管理人の手記によると、このアパートの住人は長くて1ヶ月しかもたないらしい。たいていは1週間ぐらいで呪われてしまい、身体を乗っ取られたあげく消滅してしまう。

この事から主人公の幼なじみは、すでに呪われてしまい、消えてしまっている事が伺える。

全ての日記を集めた時、主人公はどうなってしまうのか?

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ゲーム中に「ある行動」を行う事で、主人公の顛末が変わるマルチエンディングになっている。2種類のエンディングはそれぞれ下記の様な顛末になっている。

通常エンディング(BAD)

特別な行動をする事なく、欠落した日記調を集めて迎えるエンディング。

クリックで表示:【ネタバレあり】BADエンド
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全ての日記を集めた主人公は、その場を去る事を決意する。部屋の出入り口に向かうが、そこは閉ざされており外に出られなくなっていた。ドアに付いている覗き穴を覗くと、そこには幼なじみの一家が映っていた。そして主人公が振り向くと……

そして主人公も幼なじみと同じ運命を辿るのだった…

もう一つのエンディング(GOOD)

マップに設置された「4つの祠」にお参りする事で迎える事ができるグッドエンディング。他は通常エンディングでの攻略と全く同じ。

クリックで表示:【ネタバレあり】GOODエンド
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全ての日記を集めた主人公は、その場を去る事を決意する。部屋の出入り口に向かうと、何故かドアが開かれており、何事もなくアパートから去る事ができた。

後日、学校に行くと幼なじみの席も痕跡も存在しなかった。友人や先生に聞いても、幼なじみは知らないと口を揃えて言う。初めから彼は存在しなかったかの様に…アパートに向かうも、建物は存在せず、売り地となった空き地が存在するのみだった…

 

 

終わりに

手軽に遊べる短編ホラーとしては完成度が高く、サラリーマンなどゲームに時間を掛けられない人には持ってこいの内容だった。ただし、このアパートがなぜ呪われてしまったかは不明のまま終わってしまうので、そういうのが気になる人には注意が必要。

このゲームは、Chilla's Art(チラズアート)と呼ばれるゲームクリエイターが制作したインディーズゲームで、他には「おかえり」「赤マント」などの和風ホラーゲームを数多く手がけている。気になる人は、検索して見てほしい。

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