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短編ホラーゲーム【雪女】のストーリー紹介と雪女の正体考察や感想

 

【脱出・退治のマルチエンディングと雪女の正体を考察】

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雪山の妖怪「雪女」をモチーフとしたホラーゲーム。赤マントや怨霊と同様、プレイヤーにライフポイントが設定されておりゲームオーバーの概念が存在する。そんな「雪女」のあらすじや2種類のエンディングや雪女の正体、ゲームの感想を綴った記事。

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男が独り雪道を歩いている所から物語は始まる

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物語:とある男性は雪道を歩いていた。差出人不明な人物から届いた3枚の写真。それぞれに幼い子供が映り込んでおり、一言メッセージが添えてある。「ヒトリデコイ…」「サモナイト…」「ゼンイントウシサセル…」男性は自分の息子を含む3人の子供を助けるため、雪山に佇む寂れた旅館に足を踏み入れた。

ストーリーはこの様な背景で始まる。

閉ざされた旅館と謎解き

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主人公が旅館に入ると、待っていたかとばかりに入り口が凍り付いてしまう。入り口から出れない以上、別の出口を探さなければならない。だが、旅館は謎の仕掛けが溢れる場所だった。

3人の子供と雪女

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旅館を探索していると、急に画面が震え出す。けたたましい叫び声と共に、旅館の主「雪女」が迫り来る。雪女から逃げつつ部屋を見て回ると、鍵の掛かった檻に閉じ込められた子供達を発見する。

画面が揺れる演出は、雪女が主人公に近づいている証となる。寒さの化身「雪女」が近い事から、その寒さで身体が震え出す主人公を演出している。

雪女に遭遇した場合の対処の仕方は2つしかない。「ひたすら走って雪女を撒く事」「部屋に設置してある壷などに身を隠す事」この両者を使い分けながらゲームを進めて行く。

謎解きの仕方でエンディングが変わる

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旅館で入手するアイテム「市松人形」を集める攻略、または子供達が閉じ込められた3つの檻の鍵を入手する攻略ルート、その2つのどちらかを選択する事でそれぞれに応じたストーリーの結末を迎える事になる。

 

⚠ここからネタバレを含んだ内容になっています。

 

 

救出・退治と異なるエンディングルート

救出エンディング

3つの鍵を入手し子供を救出した後に、地下室の扉を開き外に脱出する事で迎える。

クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
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主人公は旅館の外に置いてある自分の車に乗り込む。

エンジンを掛けその場から去ろうとするが、中々エンジンが掛からない。

すると、急に車が氷に覆われ始めてしまう。

こちらを覗く女が恨めしそうにこちらを見ていた。

何とかドアを開けようと試みるが、その努力も虚しく、雪女に襲われ視界は暗転するのだった…

退治エンディング

7つの「市松人形」を集める事で「火炎放射器」を入手できる。それを用いて、雪女を退治する事で迎える。

クリックで表示:【ネタバレあり】物語の結末
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手に入れた火炎放射器を3回当てる事で、雪女は断末魔の叫びと共に床に倒れる。

無事雪女を退治した主人公は、捕われている3人の子供達を救出し旅館を後にする。

この寒さで、主人公の車は凍結、エンジンが掛からないため歩いて帰路につく主人公と3人の子供達。

3時間程歩いた時に、向かいから迫る除雪車を発見、優しい運転手により無事に4人は家まで送ってもらうのだった。

その日の夜、主人公はどうしても最後に見た雪女の顔が頭から離れなかった。

似ているのだ…自身の手で葬り去り雪の中に埋めた妻の冷たくなった顔と、雪女の青白い表情が…

雪女の正体とは?

結論:主人公の妻である

至る所に置いてある「氷のかけら」。そのかけらに触れる事で、ある女性の気持ちの吐露を伺い知る事ができる。

その内容は、雪山である男性を救出し恋に落ちた事、男性と結婚する事になり嬉しい気持ち、男性が女性との子供に手を上げた事への悲しみが記されている。

さらに、女性は旦那との離婚を考えている事、夫からの暴力で流した血が冷たい物になった事、そして夫から「お前は人間じゃない」と罵倒された事がわかる。

最後の氷のかけらからは

寒い、寒い、冷たい。雪の中はこんなに苦しくて冷たいのになんであいつは温かい家にいるのか。私の大切な宝物は私の腕の中で眠ってしまった。こんなに寂しくて冷たい場所で…そう言えば私には物心ついた時から母しかいなかった。男はロクでもないことを私は知っていたはずなのに。悔やんでも悔やみきれない。あいつらを許せない。せめてこんないたいげな子だけは何とかして助けなければ。

この文を伺う事ができ、女性の憎悪と後悔を知れる。

この事と退治エンディングでの主人公の独白「亡くなった妻を雪の中に埋めた」事から、主人公は妻を葬り去ったと思っていたが実は生きていて?「雪女」となり主人公に復讐しようとしている事が伺える。

 

終わりに

近年は「雪女」の固定されたイメージ、儚さを持つ容姿や設定から人と妖怪の恋愛物語などが創作される事が多い。そんな中での今作は、雪音なの持つ儚さを残しつつホラー要素も併せ持つゲームになっていた。

プレイ中は雪女への恐怖(ホラー)を感じ、クリア後は雪女へ切なさを感じる、正に「雪女」のタイトルに相応しいゲームであった。

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